11月の半ばになると降った雪が溶けなくなり、根雪になっていきます。空は厚い雲に覆われ風も強く雪が降る日が多くなっていきます。利尻富士も滅多に見えません。だけどたまに、ぽっかりと良い天気になって、すっかり白くなった利尻が姿を現すことがあります。初冬では本当に貴重な一日で、とってもうれしくなります。
夏の間は観光のため撤去しているのですけど、サロベツ原野を横切る道道444号線には、路肩を示す矢印や棒の設置が終わっています。
風もなく穏やかな日だと、こんな矢印や棒は意味がないように思えますが、やがて雪が降り積もり、猛吹雪になってあたり一面、真っ白な闇になって方向感覚がなくなったときに、とっても頼りになります。