普段ならこんなに真っ赤になる夕焼けだと、海岸に行って見たかったなあと思うところなんだけど、今回、宿の庭にいて良かった!と思ったのは、夕焼け空に渡り鳥の大群が飛んだから!海岸に行っているとこのような風景は見れないところでした。
サロベツは渡り鳥の中継地点になっているので、春はマガンがこのあたりによくやってきます。夜明けのころと日没のころに、宿の上空を渡り鳥が飛んでいくことが多いのです。
4月29日も、思いがけず空が赤くなって、お客さんたちは部屋の窓からだったり、庭に出たりして空を眺めていると、遠くから大群が一直線にこちらへ飛んできました。宿の上空を埋め尽くさんばかりに飛んでいくのかと思ったら、裏の敷地の上空で二手に分かれてしまい、真上は飛んでくれませんでした…。それでも、ちょっと興奮してその大群を見ていました。
4月の上旬よりやって来てサロベツに滞在しているマガンの群れも、あと1週間もしたら、北の方へ旅立っていきます。
日常とは違う風景を見て、お客さんも楽しんでくれたかな。