それは11月21日のことでした。「大陸から発達中の低気圧が北海道に接近。天気は荒れ模様に」との予報。 昼間は晴れ間ものぞいて、たいしたことはない・・と思っていましたが、深夜になって本当に家が揺れるほどの強風が 吹き荒れました。
夜中、心配で眠れなかった宿主が、朝起きてすぐに見に行って見ると・・・。 苦労して建てた物置小屋の柱がほとんど倒れていました。
柱が全部組みあがっている状態なら、まだ強度もあったのですが、途中の段階だったので、ひとたまりもありません。 この日の強風で、牛舎の屋根が飛んだところもあった様です。プロが作った物ですらぶっ飛んだのですから、仕方ないと言えば、 仕方ないか・・。
一日、何もする気になれなかった度主は、二日後に、泣く泣く後片付けをしていました。
柱を組み立てるときは、少しづつ建てるんじゃなくて、何人か人数を呼んででも、一日でいっぺんに建てないとだめだよ、 とは知人のアドバイス。そのためには、組み立てる前に、柱全部に切込みを入れておかなければなりません。
柱全部に切込みを入れるのは飽きるから嫌だとか言って、一本ずつ、切込みを入れては、建てていっていた宿主。 やはりそれではいけないと今回のことで身にしみて、柱全部に、切り込みを入れ始めたのでした。
追記この「廃材で作る物置小屋」にまつわるお話は、宿主が裏庭に、できるだけお金をかけないで物置小屋を作った過程を、その進行状況に合わせてUPしていったもので、写真を大きくしてリニューアルしています。「骨組みが大風で…編」は、2005年11月のお話です