毎年雪どけの頃になると、サロベツの川が氾濫して牧草地が冠水し、巨大な湖が出現します。積雪が多い少ない、一気に溶けるかゆっくり溶けるかで規模は違ってきますが、今年は例年より半月ばかり早く出現しました。この写真は4月5日、矢印の下にあしたの城の建物が見えます。
風がないときは、周りの風景が春水に映ります。なんだかこの水の下には違う世界がある感じがしますね。
春水には水鳥たちもいっぱいやってきます。
静寂の世界…、といった感じですが、実際には野鳥の鳴き声があちらこちらから響いて、とても賑やかです。
4月6日に日付が変わりました。太陽が昇ったばかりの時間です。
春水は場所によって、波立っているところと凪のところがあって、それが水面に模様を作っています。春水が現れるのも1週間ほど、農家の人にとっては本当は現れないほうが良いのですけど、長い冬が終わりサロベツに春が訪れたことを告げる風物詩です。