2021年5月26日の皆既月食、皆さんがお住まいのところでは見られましたか?雲の厚みが増していく中、99%諦めてベランダ前に座っていたら、正面に半分欠けた月が昇ってきました。
サロベツ原野の、ほぼ地平線に近いところから月を観察できるわけで、うちのベランダ前から月を邪魔するものは何もありません。
宿の建物も写したくて、隣の敷地との境界線ギリギリ、クマザサが背中にあたるところまで下がって撮りました。
事前にコンパスとかアプリとかで調べていたので、このあたりから家と私道脇の林との間で月を撮れるなあと思っていたのですけど、その通りだったので、やはり事前の下調べって重要だなあと思いました。
月は見えだしてからわずか10分足らずで雲に消えてしまいました(涙)それからは、西の空や上空なんかは雲が切れているのに月の方向は全く何も見えず…。
往生際悪く、皆既月食の時間も外にいたのですけど、何にも見えず…、終わってからチラチラと雲間から現われたうち、一番マシなのがこれです。嫌になっちゃって、これで撮影は終わりました。
本当は、宿の敷地ではなく裏の丘から宿の建物を入れて望遠レンズで撮ろうと、下見も行っていたのです。ところが、いざ出かけようとすると厚い雲だけならまだしも、すぐそばにこんな気持ちが悪い雲があって、すっかり出かける気持ちが萎えました。避難するところもないところで、大雨が降ってカメラが傷んだら嫌だな~と思って。コロナ禍で修理費とか買わないといけないとかなったら、大ピンチだし。
結局雨は降らなくて、予定通りの場所で撮ってたら、ほんの10分間でも、宿全体が入ったもっといい写真が撮れていたんじゃないかな~って昨夜は布団の中で思っていたんだけど、まあそれも人生じゃないか。低空の皆既月食で、宿全体を入れて撮ろうと2~3日自分の中で盛り上がっていた撮影の顛末は、これで終わり^^