毎年、7月20日ごろから8月20日ごろまでの一か月間、あまりありがたくない虫、アブやらブヨやらハエやらなんやらが、いっぱい出てきます。アブやブヨは車のエンジンの熱によって来るので、虫が消えるまで待とうものなら、2時間やそころはかかるんじゃないかしらん。

虫への耐性は人によってさまざまで、車から出られない人もいれば、その人たちのあとから来て、平然と車から降りてやって来る人もいます。でもまあ、都会で過ごして、キャンプなどしたことがなく、あんまり虫に縁がない人には、やっぱりハードルが高いと思います。

こんな湿地帯の野中の一軒家で、虫を少なくしろというのは無理な話なので(虫がいなくなれば毒に汚染されたと思ってください)、虫が多いのはあきらめて対策を考えましょう。

1 荷物は車から降りて外で整理して宿に持ってくるのではなく、車の中で荷物を持って降りるばかりにし、荷物を持ちドアを開けて外に出たら、素早くドアを閉め、一目散に玄関の中まで入りましょう。

2 薄手でも良いので素肌を隠す服装にしましょう。タンクトップや短パン、サンダルなどなど、肌を露出した格好は、「好きなだけ血を吸ってください」とアピールしているようなものです。

3 立ち止まって手で追い払おうなんて思わないでください。立ち止まって虫と闘いたいのなら、体にとまらせて、叩いて殺す。体にとまって刺すまで意外と時間がかかるので、叩いて殺せます。とにかく殺すまでよってきます。最初から戦おうとせず、一目散に玄関の中まで入ってください。

思いつくまま、ざっとこんな感じです。でも虫はずっと多いわけではないのです。気温がぐっと下がれば、途端にでなくなります。昼間暑くても夜に気温が下がれば、でなくなるような気がします。お盆を過ぎると、急にいなくなって、ああ、夏も終わったなあ、なんて思うのです。そう、虫が出始めた今は、ついにサロベツも盛夏となったなあ~なんて思ったのですが、お客さんにとっては笑い事ではないですもんね。

何とかしてあげたくても、どうしようもないので、皆さま、美しいバラにはとげがある。美しい風景にも虫がいる!的な感じで、お越しくださいませ(^O^)