施設直接管理、委託管理、次々と新しい言葉が出てきて、その詳しい意味は何か、どこに書いてあるのか分からないし、承認を得た第三者機関というのも、昨日見た資料は、たった一つの会社しかなかったけど、今日同じHPの資料を見ると、業者がどんどん増えてきているし~。
「電話予約しか扱っていない宿泊施設でも、GoToトラベルキャンペーンへの参画が可能となる」とうたっている第三者機関ステイナビの「よくある質問」を見てみると、「電話予約も対応可能とのことですがどの様にクーポンを取得するのでしょうか?」それに対する回答は「お申込後のマニュアルに記載していますが宿泊施設様の方でPMSか予約エンジンに予約情報を入力後、ステイナビ管理画面にも登録しクーポンを発行いただきます。チェックイン時に宿泊者様へ提示の上、サインをいただく運用を想定しております。」とあります。
ってことは、結局、「PMS]「予約エンジン」これまた何よって調べないといけないし、調べるとどうやらやっぱり使用料を支払う予約システムらしいし、ってことは、宿の、ただの電話予約では、だめってことですよね…。普通、電話予約可能ってみたら、本当にただの電話予約で可能って思ってしまいますよね。違うの??これもまた、これから変わっていくのかな。
どうやら、うちの予約フォームで新しく「GO TOトラベル」用のものを作って予約を取れば、それは適応になるみたいだけど、それで完結ではなくて、お客さんが第三者機関に登録して、クーポンを出してもらわないといけないらしい。うちのHPで予約して完結になると勘違いする人が絶対に出てきそう!そして電話予約が半分以上なのに電話予約では適応にならないのでは、やっぱりこのシステムは…。
登録の手間を考えて適応の範囲の少なさを考えると、「GO TOトラベル」には登録しない、という方針に固まりつつあります。これからどんどん条件の内容が変わって、新しい第三者機関も現れる気がするけど、それを待って登録しても、やはり9月の連休で営業を終えようと思っているので…。
9月の後半になると、寒くて部屋の換気がそうそうできなくなってしまうし、暖房すると部屋が乾燥するし、そうすると新型コロナの感染率が上がるというので、やはりどんなお得なクーポンが出てきても、今のような治療方法や検査方法などが変わらないのであれば、うちはもう宿を閉めたほうが良いのではと思っています。
勤めていた頃にやっていた国の委託事業の煩雑さを思い出して頭がウッと痛くなりそう(^^;;;
それ以前に、感染(確認)者がまた増え始めているこの時期に「Go To」はないだろう、と憤っています。
ブレーキとアクセルを一遍に踏むようなことしてどうするんだろう・・・
前回の「ふっこう割」の時も、旅行会社や予約サイトに手数料を払って登録している宿でないと参加できない仕組みになっていて、美瑛や礼文などの観光地では、いち早く町が、参加できない宿のために補助金を出して、結果的に旅行者はそういうお得なところに集中して、自分たちのような何の割引もしてあげられないところは、激減してしまいました。自分たちのような宿に「ふっこう割」が使えるようになったのは厳冬期になってからで、もともと冬は吹雪による交通障害が心配され、お客さんはごく小人数しか来ない時期なので、あんまり恩恵はありませんでした。
今回の「Go To」もきっとそうなるだろうと思います。お得な割引があっても今年は、出かけない人は出かけないだろうし、出かける人は、少しでもお得なところに泊まりたいと思うのは、当たり前でしょう。自分たちも今の時期に「Go To」はやらないでほしいなあと思いつつ、やるのなら参加しておかないと、本当にお客さんが来なくなるだろうなあ、という思いと。なので政府のやることに対しては、非常にやるせない怒りでいっぱいです。
と言っても長い目で見れば、何が自分たちにとって幸いになるのか、数年後にならないと分からないかもしれません。そう思って、身近な日常の中に楽しみを見つけて何とか生き延びていきますよ^^