秋晴れの良いお天気で、宿主は午前中自転車に乗って遊びに出かけ、私は午後から稚内へ出かけました。喫茶お天気やによってテレビを見ていたら、札幌でスーパーの駐車場にエゾシカが出て、麻酔の吹き矢を使って捕獲するのに2時間かかったようなことを、ニュースで報道していました。「札幌だからニュースになるんだな。ここら辺は、当たり前に出るんで、ニュースにならんもんね」とマスターが言っていました。
そんな話をした帰り道のこと。17時半ぐらいでした。あたりはずいぶん暗くなっていたので、ライトをつけていました。道道106号線、まわりに人家は全くありません。対向車がいたのでライトは下向きです。下向きライトでも明るくなって安心して走れるようになったなあ~と喜んでいたら、浜勇知のところで、ものすごく大きな角をはやしたオスジカが、車のライトに照らされて、左の道路に立っていたのでびっくりしました。
飛び出してくるのかと思って思わずブレーキをかけたんですけど、シカは立っているだけで、横断はしてきませんでした。それはもう幸運としか言いようがありません。シカのすぐ横を、ゆるゆると通り過ぎました。ちょっと心臓がドキドキしました。
以前、宿主がエゾシカにぶつかって、ヘッドライトをぶっ飛ばしたことがあります。下向きライトを替えて1週間もしないうちにシカとぶつかってぶっ飛ばしたら、大変なことでした。いや、衝撃で対向車とぶつかったりするかもしれないんだから、ライトだけで済むならよかったねと言われたかもしれないですね。これから日没時間が早くなって、シカがこうして出てくることがあるので、気をつけないと!