ベランダ前はサロベツ原野が一望できる最高の場所。でも笹原の部分があって、毎年刈ったあとが茶色く枯れて、 嫌だなあと思っていたのでした。
ついに、笹地を整地して、そこの部分に花壇を作り、芝を植えることにしました。人力やミニ耕運機では、とても笹を取り除けないので、 酪農家の人に大きな機械で根こそぎ掘り起こしてもらうことにしました。
機械で掘り起こしてもらった時間は、わずか15分ほど。しかしそのあとこそが大変! 切れた笹の根っこが無尽蔵に埋まっているのであります。
二人で、笹の根を手で取っていきました。一応取り除いて、またミニ耕運機で土をおこすと、 また笹のちぎれた根っこが表面に出てくると言う按配で・・・
一輪車に笹の根をいっぱいにしては、捨てると言う作業を何十回と繰り返しました。
花壇ブロックは、ホームセンターでちょうど今週のお買い得セールで安くなっていたのを、48個買いました。 一個9キロの花壇ブロックを宿の車に載せて、ゆっくり帰ってきました。
なんだか曲がっているだの、片方があがり過ぎだの沈み過ぎだの、大騒ぎしながら、花壇ブロックを自分たちで埋めていきました。
「笹の根を、取るのを手伝え!」と言われていたのんた君ですが、そんなことは我々に任せて、 現場監督であるのんた君は、日陰でのんびり我々を眺めていたのでした。
追記この「01ベランダ前・笹を掘り起こして整地」にまつわるお話は、2008年の旧HPでUPしたもので、今回は写真を大きくしてリニューアルしています。北海道らしいサロベツの風景の中で、宿泊者の皆さんに楽しんで過ごしてもらえるよう、少しずつ宿の庭を改造していった模様を、お伝えします。