前庭の部分は、建物を建てるときに入れた工事用の土や砂利で覆われ、そして私道脇は、私道を作るときに入れた岩盤がありました。芝生だけなら土の入れ替えは少しで済みますが、私道に沿って帯のように花壇を作る予定でしたから、重機で帯状に岩盤を掘って、深く根がはる花でも植えられえるようにしてもらいました。人力でこのように岩盤を掘るのは大変ですから、機械力のありがたさをしみじみ感じました。
重機で岩盤を掘っていってもらっている間、こちらでは芝生を剥いでいきます。宿主が丹精込めて育てていた芝生なので、かなり胸が痛みました。芝生は駐車場をのほうに埋めて、駐車場の面積を広げました。
建物の周りは、けっこう傾斜があり、うねっていました。芝生を植え直した後、芝刈り機を使いやすいようにデコボコの傾斜をできるだけ平らに均していきました。
均した後、裏庭から、かつてかぼちゃ畑として手入れされていた、肥えた土を運んできます。最初の、工事用の痩せた土とは、色が全く違いますね。
砂利が多く保水力もなく、一生懸命手入れしていても、少し日照りが続くと赤茶けた色になってしまっていた芝生、このきれいな黒土を見ると、もう少々の日照りが来ても大丈夫ではないかと期待感で溢れます。
重機による作業は、3日間で終わりました。でもまだまだこれから、やることはいっぱい!この話続く。
追記この「11前庭の整地をする」にまつわるお話は、2015年の旧HPブログでUPしたものを再編成し、お届けしています。北海道らしいサロベツの風景の中で、宿泊者の皆さんに楽しんで過ごしてもらえるよう、少しずつ宿の庭を改造していった模様を、お伝えします。