プロジェクトがお休みの間取り組んでいた椅子が、ついに組み立てるばかりになりました。費やした時間は一ヶ月です。 愛犬ノンタも窓の外から完成の瞬間を見守っています。
「人間工学に基づいてデザインしたんですか?」と聞く私に「そんなもんしてるわけないだろ!」と、期待通りの答え。 座り心地を全く追求していない椅子だそうです。
右側が上がってるだの、長すぎるだの、隙間が開いてるだの・・・、ワイワイ言いながらついに完成です。つや消しを塗ると、 いい色になりました。
喫茶お天気屋のマスターが遊びに来て、さっそく品評会になりました。新しいパソコンを買いたい私は、その資金を稼ぐため、マスターに6万円で 売りつけようとしましたが、マスターは笑うばかりです。
材料の関係で座板が微妙に短く、どちらかというと女性、もしくは子供向けの椅子のようです。 一枚板にこだわった宿主ですので、デザインが悪いだの、すわり心地が悪いだの、散々言われても平気です。
薪として、燃やしてしまうには惜しかった楢材から、世界に一つだけの椅子が完成し、新しい命が吹き込まれたのです。 俗物の私としては、それプラス、売れて小遣い銭稼ぎになれば、最高なんですが。。。
追記この「廃材で作る物置小屋」にまつわるお話は、宿主が裏庭に、できるだけお金をかけないで物置小屋を作った過程を、その進行状況に合わせてUPしていったもので、写真を大きくしてリニューアルしています。「椅子作り2編」は、2006年2月のお話です。