夜明けの頃

マガンの鳴き声で目が覚めて外を見ると快晴です。服をがっちり着込んで外に出ました。車に乗ってサロベツ原野のほうへ行くと、太陽が深い霧の向こうに大きく大きく見えました。

５時過ぎの気温は－３度でした。防寒具はスキーウェアの上下を着こんでいましたが、手は冷たかったですよ。霜もびっしり。そんな中をマガンの群れがいくつも飛んでいきました。

でも本当は、マガンの群れより心惹かれたのは、庭にいたカラスです！出かけようとしたら車の窓ガラスに霜がびっしりついていたので、エンジンをかけて溶かすのに少し時間がかかったのですけど、そのとき気が付くと庭の木にカラスがとまっていて、日の出を眺めているかのような雰囲気でした。「明けない夜はない」と声を聞かしてくれるような…。