ここ数日で、どんどんチューリップが色づいてきました…って、ブログに書くのはチューリップの話ではありません。このチューリップの奥に見えているのは宿の建物、そして左奥に写っているのが薪ストーブの灰を入れるドラム缶です。このドラム缶の中で、なんとスズメが巣を作って抱卵している話です!
私は実は、2羽のスズメがひっきりなしに来ているので、ひょっとしてこの中に巣を作っているのではないかなあと思っておりました。でもそんなことは知らない宿主、数日前に薪ストーブの灰を棄てようとして、その穴の中からスズメが飛び出していき、思わずふたを開けたら、巣が出来ていたとのこと!
そりゃもう絶対、触らない、何もしないに限る、そうしないと巣を放棄しちゃうよ、ということでそっとしていました。翌日もスズメが来ていたので、放棄はしなかったのかなあと思っていたのです。でも、昨日も今日もやけに静か。ドラム缶のふたが微妙にずれて開いているのが気になって仕方がない宿主、スズメが戻ってくるようにと思って、よせばいいのにふたをきちんと閉めようとしました。すると!
ふたをきちんと閉めるには一度開けないといけないとかで、開けたら、いきなりスズメが飛んでいき、前回はなかった卵が、今日はあったんだそうです。急いで宿主はふたを閉めましたが…。そりゃもう余計なお世話だよ!せっかく抱卵していたのに、放棄したらどうすんのよ!とは、私はきつく言いませんでしたが、私の明らかに非難めいた視線は受け取った宿主です。ああもう絶対、余計なことはしませんと誓っていました。
数時間たって、チューリップの写真を撮りに行くふりをして、実はスズメの動向を見に行った私、スズメがちゃんと出入りしているのを確認しました。気にしていなかったら平然とそばを歩き回るんだけど、いったんもういるとわかってしまったら、なんだか妙に意識してしまいますね。スズメの写真を撮るのは、雛がかえってからにしようと思います。広間の壁へだててドラム缶があるので、きっと雛が孵ったら部屋の中にいてもすぐにわかると思います。どうだろうなあ、無事に子育てができるかなあ。
ダイニングの大テーブルのあるスペースの出窓の横ですね!
樹脂などの有害物質を含んだ灰では無く、薪ストーブの紅葉樹の木の燃えカスですから、清潔でヒナを育てるにはフカフカで好都合なんでしょうね。巣立つまで灰の捨て場に困りそうですが、害の無い生きものが目の届く場所に居座ってくれるのも愛おしく感じますね‼️
灰は穴のすぐ下までたまっていて、ちょうど良かったんでしょうねえ。今は脅かさないように、崖っぷちのところまで持っていって捨てているみたい。
天気が良くなったら、上の蓋が熱くなってドラム缶の中は蒸し焼きになるんじゃないかって宿主は心配していたけど、もう余計な手出しはせず、自然のままにそっとしておけばよいと思っています。さあこの顛末はどうなるんでしょうねえ。